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保険交渉ようやく完了 その5 自転車損害賠償 耐用年数5年との対峙①価値 [事故2018]

何をどう考えたら「耐用年数」の式が、実態に則していないと言えるのか。
「耐用年数」の式が、実態に則していないという根拠を示せばどうにかなるか?
でもどうやって?

ふと、保険会社が多く扱っている自動車の場合、中古価格はどうなっているんだろうと思ったので、とは言え、自動車の中古価格を見ても良く分からないので、参考になればと自転車の中古フレームの価格を調べてみる。
実際に売買される価格=購入または売却した人が価値と認めた金額、というのが普通なのではないか?と。

事例は少ないが私にとって非常に運の良い事に、事故に遭った私の自転車と同年式、同モデルのフレームセットを某オークションにて発見。オークション落札日も私の事故の半月後と近い。更に、そのフレームには重要部分に傷があるので、私の自転車の事故前はオークション品の物より価値よりは上(写真での判断なので正確には分からないけど)。私のフレームセットのほうが価値が高い状況なら、保険会社もその金額にイチャモンも付けづらいだろう、と。

某オークションでの私のものと同モデルのフレームセットの落札価格:25%(その3で書いた通り、私の自転車の新車当時の価格に対する比率%で価格を表示)
この段階で、私の自転車に提示された総額10%よりもオークションのフレームセットだけの落札価格の方が2.5倍も高い価格。

この数字なら「事故により毀損された価値に較べて損害賠償額は安すぎるだろ」と言っても良いと思う。もし、私が事故を起こさずオークションに出品していれば、この価格あるいは、それ以上で売却できた可能性のある価格。

という事で、詳細な検討開始。

算出の前提は、新旧の両方の価格があるのはフレームセットのみのため、オークションでのフレームセットの落札価格を、現在の経年劣化したフレームセットの価値(価格)とする。

また、経年変化はフレームセットの価格の変動から算出する。

算出の方法と結果は以下の通り。

(1): 新車時の価格=100%
(2): 新車時の私の自転車のフレームセットの価格=61%
(3): 新車時の私の自転車のフレームセット以外の価格 = 39%
(4): オークションでのフレームセットのオークションでの落札価格 = 25%
(5): (4) / (2) = 41% 経年劣化等による価格の下落率(※ここは価格ではないので注意)
(6): (3)✕(5)フレームセットの下落率と同割合で算出したフレームセット以外の価格 = 16%
(7) : 工賃= 9%
(8) : (4)+(6)+(7) 現在の自転車の価値 = 46%

材質や使用条件の違うコンポやホイールの価格算定も難しいので、考え方としては、新品とオークション品のフレームセット価格の変動が、全体の経年変化と同一の劣化をすると仮定。それで良いのか?とも思いますが、これ以上細かい調査は私には無理。同程度のコンポ等の各部品の中古価格なんて調べられない。カーボンよりコンポなどの金属製部品のほうが耐久性は高いように思うけど、このあたりも何か言われた時の余裕として考える。

実額表記を避けたので分かりづらいですが、単純に同じ割合であれば、例えば元が100万円のロードバイクであればフレームの価格を25%としているので、金額は25万円(あくまでも私の場合の比率から算出した参考値)。私は実際にはどうせ何か言われて出した金額から削られるから、と更に変動項を入れてみた(一応根拠は示してある)ので、もう少し多目の額。
購入6年半で価値は半分以下の46%になるのか、という感じ。個人的にはまだまだ長く使えるつもりでいましたが。でも、オークションのフレーム価格を見た時に感覚として、これくらいの価格かな、とは思ったのと、事故まで6年半なら使用14~5年で価値がほぼゼロという事で、論理的には、まあまあ納得できると判断する事にした。

これだけやってみても、保険会社が聞く耳を持つのかどうかは知らないけれど、取り敢えずやる事はやってみて、相変わらず何も話が進まないのを良いことに、私からの一方的に提示額をぶつけてみた。

数日後、保険会社から電話があり話をしたら「書かれている事は理解し、内容には一理あるため配慮する。但し、担当者の一存だけでは決められない」との事で、2週間(営業日)ほどしたところで、電話があり私が提示した額がほぼ支払われるとの事に決定。

ただし、事例のサンプルが1個では分からないので、あと1~2個事例が欲しいと。


   無理。。。。


言いたい事は解るけどね。

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保険交渉ようやく完了 その4 自転車損害賠償② 感情論は無意味 [事故2018]

判例の出ているものに立ち向かっていってもあまり意味はない。高裁まで頑張って勝てたところで利益は多分ない、時間もかかるだろうし、完全に赤字だろう。

ではどうするか、諦める?…簡単に諦める気もないので、保険会社から何の連絡もない事を良い事に、私側から賠償額を提出する事にした。

何か言った事で金額が今より下がる事もないだろうから何でもやってみるか、と。
事故による損傷で失われた価値をどのように算出するかは、一つの方法ではないはず。価値の考え方次第で、変わるもの…と思いたい。

まず、「損害賠償」。読んで字の如く損害の賠償。損害とは「事故などによって受ける不利益。失われた利益」これを賠償するもの、と私は理解した。

基本的には、受けた損害を金銭などで支払う事。なので事故で自転車を失ったのであれば、その自転車または同等の金銭の形で保障されるべきもの。誤解をしてはいけないのは、新車の価格は購入した時だけなので、月日が経てば経年変化や傷などで新車の状態は維持されないので、その分は安くなる、という事。簡単に言えば中古車の価値になる。

その安くなる分の計算方法の一つが前述の「耐用年数」での計算式…となる訳ですが…

「安すぎだろ、コレ」と、私を含めて多くの同じ目に合っている自転車乗りの方も(多分)思ったわけです。
一応、一般的な声として「修理もできない」というのがありますが、前述の通りで、元々の部品は経年により価値は下がっているので、修理で新しい同じ部品を買えるわけはない。元の状態に戻すなら耐用年数で減った分は、自分で払うか、同等の中古部品を使うなどの必要がある。納得しづらい部分ではありますが。

そんな事は分かった上で再度言わせてもらうならば「安すぎるだろ、コレ」。
要は私の感覚では、購入価格の10%は不当とも思えるほど安すぎる。

ただ「安すぎる」と叫んでいてもなんの根拠もなければ個人の感想でしかない訳で、それは非論理的。
本当に「安い」のかどうかは決められない。感情論では何の意味もない。

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保険交渉ようやく完了 その3 自転車損害賠償① 耐用年数5年 [事故2018]

◆自転車損害賠償
メインの自転車の損害賠償の話。この辺りの話が一番気になる人も多いかと。

事故に遭った自転車は購入から約6年半のもの。フレームセットで購入して部品を選択して組んでもらったモノ。

(※お金の話になりますが、金額表記すると生々しいので、各部品の価格の表示を含めて、自転車の新品での購入当時の価格を100%として、割合で表示します)。

通院終了後に連絡した最初の電話にて言われた自転車の物損は新車当時の価格の10%。電話で数字を聞いた時の最初の感想は「はぁ!?」というもの。まともな声すら出ない。
さすがにそれは安すぎだろう、と。ありえない。

何でそんな数値に?という事で、イロイロとネットで検索して調査。最近では保険会社にも依ると思うけど「耐用年数5年」を基準として算出するという方法が取られる事が多いらしい。

自転車の耐用年数は最大で5年(それより少ない場合もあるとの事)。

耐用年数5年について簡単に書いておくと、最大5年の耐用年数で、比例的に時間と共に価値が減損されて5年後に時価はゼロになる。その間は月単位で時価を計算する方法。実際には事故前までに価値のあるものが存在していたので、残りの価値として10%が残るとの事。

前述の通り、私の自転車は5年以上使っていて、新車価格の10%の損害賠償額となり、この耐用年数の話と一致。
保険会社はなんの説明もしてこないが、状況が一致したので、どうやらこの計算式らしい、と理解。

以前の事故(2011年)では購入後2年で自転車本体の賠償額としては、同じ自転車が買える価格に近い額が手元に帰ってきていた(但し毎回通院の時に治療費を自腹で払っていて、最終的にまとまった金額となった治療費を自転車購入費に投じたので、実際にはその分以上の赤字)。

いろいろと調べたら、前回の事故との間の6年半の間で何処かの誰かが裁判に持ち込んで負けた(2件、地裁判決)らしい。すなわち、地裁で判例になっているという事。これにより保険会社が「耐用年数」と言い始めたのかな?

誰だよ裁判をして判例にしてしまい面倒臭い状況にしてしまった人は?と一瞬文句を言いたくはなったが、まあ、仕方がない事かと。

という事で、保険会社からは何の話はないものの、単純に提示された金額への異議を通すのは判例がある為、難しそう。

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保険交渉ようやく完了 その2 事故詳細と私見 [事故2018]

【事故詳細】
現現地に到着してR412を渡るべく信号待ち。私の前には初代シエンタ位の乗用車。私は2台目。3台目は小型のワンボックスカー(軽?)。
信号待ちの1台目が停止線を超えて停まっていた為に、道路を横断するグレーチングより前に停まれた。(発進時にグレーチングを超えるのは気を使うので、それを回避できたので良く覚えている)。

SN_190324a.png
↑写真は発進位置付近。赤矢印で指している道路の凹み部分にグレーチングが横断している。
青矢印は停止線位置。グレーチングと停止線の間で信号待ちをしていた。 

青信号に変わった事を目視した直後に、私の前にいた1台目が間髪を入れず交差点を左折するため発進。
直後に私も発進。1台目の車の加速が良く、私が発進時に左にずれて止まっていたため、私は1台目とほぼ同タイミングで、特に前方に障害はないのと同様に加速。

私の直後で信号待ちしていた3台目の車は私を右側から抜いて通過して、交差点を直進して進んで行った。

私もそのまま交差点に入りR412を横断開始、反対側の車線に入る頃に、視界の右隅に動きを感じ、目を動かして右側からクルマが迫るのを認識しつつ避ける為にハンドルを左に切ったところで私の大腿部に事故相手の自動車のフロントバンパー部分が衝突して転倒。ビンディングペダルで固定されていた自転車は転倒時に放り出され、私も地面に転がり落ちた。

【私見】
・青信号長さ。
正直な話として、私が青信号を確認したのは発進時のみ。いつ黄色信号になったかは分からない。これで青信号進入を主張?と言う人もいるかもしれないが、前述の通り停止線までは4mもない距離。最初の漕ぎ出しの一瞬こそ、少し登りだが、その後は下ってR412に向かう道。
仮に4mとしても移動時間は、一般的な歩行者の速度(時速4km、1kmを15分)で約4.4秒。この時間があれば充分に停止線を通過できる距離では?更に停止線位置の直前で黄色信号になった場合であれば通過しても良いので、実際にはもっと余裕がある感じ。
横断するR412の道幅が8mという事もあり、歩行者が歩いて渡るには8秒必要なので、青信号長さは8秒程度はあるはず以上と考えた(短いと歩行者が渡れない)。

参考までに、事故とほぼ同時刻、同曜日(8:47頃)で動画撮影したところでは、青信号長さ21秒。9:00以降だと18秒。事故に遭った8月と撮影した9月では青信号長さが違う可能性もある。

・早まわり
衝突されて転がり落ちた位置は、R412で宮ケ瀬方向への車線の左側付近。衝突してから転がっているので、衝突位置からは多少ずれるとは思うけど、完全に反対車線上で自動車側は明らかな早まわり。タイミングの問題ではあるけど、これがなければ事故にはならなかった。

・黄色信号進入目視位置
停止線からR412に入る道路端部にも約4mの距離があり、この位置で黄色進入を見たとすれば、私側は停止線以前で青信号のだった可能性も高い。目視位置が間違っている可能性は高いと思う。私の黄色信号進入を見たのであれば、なぜ停止や減速をせずにぶつかってきたのかは知りたい。
特に道路地形での凸凹が多いので、私の発進側の停止線位置は、逆側からは非常に見づらく、正確な位置の特定は難しい。

信号長さ、早まわり、黄色信号進入の目視位置について、これらの私見を保険会社に伝えようとしたが、自転車の損害賠償価格が私側で提出した資料により、当初より高くなっていたためか、それとも初期の責任割合6:4→9:1と「譲歩した」為か。しかし担当に質問もすべてナシのつぶて。回答する気はないのか?と言う状況。話し合えない保険会社っておかしいよね。

と言う事で、最終的に事故責任割合は、90:10で決着。

保険会社側にも明確に押せる部分はなかったんだろうな、とは思う。

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