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ニュージーランド旅行その3 レイクタウポサイクルチャレンジ Lake Taupo Cycle Challenge [NZレイクタウポ]

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●4日目(11/27) レイクタウポサイクルチャレンジ

 今回の旅行の最大の目的であり、最大のイベントであるレイクタウポサイクルチャレンジの当日です。MTBも含めていろいろなイベントがあるようですが、私の参加するのはいわゆるセンチュリーライド。160km(100マイル)を走ります。

 早々に朝食を食べてスタート会場へ。ものすごい人です(参加者数は確認していませんが前日の受付時に確認したらゼッケンは12000以上ありました)。
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 天気は最高。さすがに朝は少し涼しくてウィンドブレーカーを来てスタート会場に着きましたが、スタート前にはもう不要、という事でツアーのサポートの方に渡す。
 スタートは自己申告タイム順のグループで、のハズだったんですが、「早めにスタートして、早めに終りましょう」との話になり、かなり早めのスタートの列に入る。

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 午前8時過ぎにスタートラインを通過。

 スタート直後に少し下りますが、その先は延々と登り坂。早めのスタートの人達に囲まれてついつい勢い良く走り続ける。集団内に日本人は私ともう一人。こんなシチュエーションはなかなかないよね、とテンションアップ、ふと気づくとハートレートもかなーりアップ。170弱を延々と継続。明らかな飛ばしすぎ。10km位の坂の途中で集団から千切れてようやく冷静になってマイペースで走行開始。
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 当然の事ながら、この後は抜かれるばかり(私の実力よりあきらかに速い組でスタートしたので)。後方からクルマが来たかと思うような「ゴー」っという音が聞こえたと思うと、集団が抜いていくという状況。結構ギリギリを通過していくので怖かったり・・・

  16kmの手前で『コースの最高標高地点』の表示看板が道路の脇に。そしてその後の下り始め地点には『この後は◯◯◯◯だよ』という表示。心の中でツッコミつつ、その後の下りを走る。で、目の前に今下った分と同じだけ登りそうな強烈な坂。道の脇には『でも◯◯◯◯ばかりじゃないよ』。分かっとるわいっ!
 そんな感じで看板にツッコミを入れつつ、ひたすらアップダウンを繰り返しつつ進む。
 ちなみにコースは最初に一気に登り、その後は下り基調とは程遠いアップダウンを繰り返す。100km付近で一気にダウンヒル、その後は湖畔に降りて(前半に比べれば)割と平坦なコース。

 補給所は水だけ、というのは聞いていたけれど、存在自体も非常に簡素。道路脇のちょっとした空間に、水のタンクと、簡単なテーブルが少しだけ。ほとんどの人は止まらずに通過。つられて私も25km地点、43.5km地点を通過。えーっと、いつ休んだらいいんでしたっけ? あぁ、周りの人は休まなくていい人達ですか。
 という事で、私は休まずに走り続けるのは無理な人間なので途中で道路脇に止まり最初の補給。46km付近の下り坂の途中。
 SN101127c.jpg
 早速「大丈夫か~」と声をかけながら走っていく人達。見ての通り食事中ですけど。

 その後、75kmの休憩ポイントで再度補給食をとりながらゆっくりと休憩。やっと湖が遠くに見えています。
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  96kmの補給所でも水を補給がてら、写真休憩。簡単に補給をしてさっさと出発。この後に一気にダウンヒルでスピードがでます。
 この辺りまで来ると、ようやく周りと脚が揃ってきました。ただ、残念なことに私自身が集団走行に慣れていない。自分のいる集団が前の遅い人に追いつくと、集団の中での位置取りがうまくいかずにズルズルと後退して集団から千切れる。
 で、ふと気づくと自分が小くて遅い集団の先頭を走ってたり。で、他の集団が追いついてきて抜いていくと、着いてきていた人もそちらに乗り換え、と。何やら損な役回り? まあ、良いのです。ソロイストですから。

 湖も近くなり、綺麗な湖畔で一回休憩(122km付近)。最後の補給をとります。
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 その後は緩やかなアップダウンの気持ちの良い道をひた走る。
 ・・・と、道路脇の看板に『ハテペヒルだからローギアに』との表示。ついに・・・! 後半の平坦部分にありながら、なぜか一番長くてキツい坂。実際の斜度や長さよりも、上の方まで見通せるというビジュアルも含めて気持ちが萎えます。まわりでバタバタと押しが入る人が続出。でも私は降りませんよ。
 キツイ坂なので、沿道には応援の人達。私にも声をかけてくれます。手を振り返して「Thank you! ありがとう!」と返していたら、後ろから「去年のクリスマスに日本に行ったんだ」と声を掛けられました、もちろん英語で。その後300m位、苦しい坂を登りながら片言の英語で会話しながら登り続ける。しかしGrant、日本に来て行った先が、埼玉だけってどう言う事ですか?

 そんなこんなで、ハテペヒルの登りも無事に通過。下る先は前日に走ったコース。もう大丈夫、と思ったら結構小さなゆるい坂で大失速。脚売り切れ。なんじゃこりゃ、と自分でも思う程の状況で、水分を補給しながら気合を入れ直しゴールを目指す。あと10kmを切ってる。

 最後は町中に戻り、柵で区切られた区画。右コーナーを抜けるとFinishラインが見えてくる。大勢の観客、そして放送でいろんな人の名前が呼ばれている中、最後は失速せずにゴール。

 結果としては、公式計時で6時間53分15秒。アップダウンがかなりあったとはいえ、信号なしの道で平均23km/hちょっとというのは速くないですね。休憩の取り過ぎなどもありましたが、このあたりが私の実力なのでしょう。せめて平均25km/hは超えたかったなぁ・・。まあ、その分景色がゆっくり楽しめた、という事で。

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 ↑残り10kmの看板(写真は前日撮ったもの)


 この日のために、9月頃から毎週のように、裏和田を登ったり、道志~雛鶴周回をしたり、パワーバーを食べたり、松姫に登ったりとして来ました。結果としてどれだけ速くなったかは分からないけれど、アップダウンのキツいコースでの完走へ向けてのかなりの自信にはなりました。

 素敵な大会の運営を支えてくれていたボランティアスタッフ、一緒に走った1万人を超える仲間たち、沿道で応援してくれた人達に感謝。振り返れば7時間も走ったっけ?という感じ。メチャメチャ楽しかったです。

 夜は、チームJapan・・・じゃなくて・・・ツアーの人達と打ち上げパーティ。

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コメント 2

ともちん

ふぇ~。
自転車で行ったんだ!?
すげぇ。

??ちゃうの??
by ともちん (2010-12-24 21:49) 

Brio

>ともちんさん
自転車で、ってニュージーまでですか?
距離は9000km弱らしいので、一日100kmでたった3ヶ月ほどですよ。
今度チャレンジしてみますか? 私には無理ですけど(そもそも道がないし)。


by Brio (2010-12-25 18:59) 

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